デルボーの創業は1829年。
創業者シャルル・デルボーが、ブリュッセルの中心地エンペラー通りにレザーワークの店を開いたのは、
ベルギーが独立する前年のことでした。蒸気船や機関車で移動するラグジュアリーな旅に華やぎを添えた
オートクチュールのトランクや旅行鞄。それがデルボーの原点です。

 
1883年には、すでに高い信頼が寄せられていた技術と品質が評価され、ベルギー王室御用達の栄誉を獲得。
1933年にシュヴィニック家の手にその社運が委ねられ、現在につながるバッグや皮革小物を手掛けはじめてから
も、『高品質なものを適正価格で』という創業当初のポリシーは変わることなく、今日まで引き継がれています。
ハンドメイドのバッグの工程は、実に数百にも及びます。革の裁断や縫製から、バックルやアクセサリーの型抜き、
細工、メッキ・・・近代化が進む現代においても、世界で唯一、デルボーはそれら全てを自社の職人が一貫生産
しています。職人養成のための専門学校を設立し、3つの工房にゆったりとした作業環境を設けるなど、熟練した
職人から若い徒弟までをも大切にする『職人尊重』の精神は、デルボーの誇りでもあります。200人の職人が
年間に作り出すバッグは約32,000個。あくまでも伝統的な手作りにこだわり、大量生産ではありえない、素材の
良さや品質の高さを徹底して維持しています。
1958年に発表された“ブリヨン”は、デザインされて40年以上経った今もなお、デルボーのシンボルとして根強い
人気を誇っています。常により良いデザインや機能性を追及しながらも、伝統を尊ぶ姿勢は数世代にわたり愛
されるモデル、すなわち『永遠に続く新しい作品』を創造してきました。
 

独創的な発想をかたちに仕上げる職人の技術。時代とともに変化しながらも、決して変わることのない本質。
デルボーの哲学はこれからも生き続けます。